岩手県内の市町村や企業で活躍する卒業生保健師の方々に、保健師のやりがいや魅力、学生の皆さんへのメッセージをお聞きしました。

産業保健師＜NTT東日本＞

Q．事業所・健診機関で行う保健師活動のやりがいを教えてください。

A．私たち産業保健師は、産業医と協働し、事業所が労働者の安全と健康を守り職場環境を整えるための助言や、労働者の健康を保持増進し仕事と私生活を両立するための支援など、事業所・労働者両方を対象にした健康課題解決に向けた支援を日々行っています。
労働者や事業所の健康課題の解決は、事業所全体の活性化につながります。
私たちの活動はすぐに成果が出るものではありません。しかし、健康管理のための支援方法を検討・実践し、事業所や労働者と一緒になって経年的な結果を評価が出来る、とても一体感のある活動です。

Q．事業所・健診機関の魅力を教えてください。

A．産業保健は、労働者や事業所の健康状態を長期に渡り見守る事ができます。健診結果の変化やメンタルヘルス不調の背景には、加齢の他、異動・昇降格といった職場環境や家族関係の変化等が背景にある場合が多く見られます。
日々変化する業務・環境変化に合わせ、個々の能力を発揮し、充実した職業人生を送れるよう、身近な医療の専門家として活動しています。
ICT（情報通信技術）を活用した保健活動も積極的に行い、働き方に合わせた柔軟な保健活動を展開しています。

Q．高校生・看護学生の皆さんへ一言お願いします。

A．働き盛りの時期に身についた生活習慣は、将来の健康管理の土台になっていきます。
産業保健師の活動について知りたい事や相談したい事があれば遠慮なくご連絡ください。